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寒いんだか、暑いんだか、わからない日々が続きますね。
桜の見ごろが既に終わっている、というのも、
なんだか、寂しい気がします。

さて、本日は東京国際アニメフェアについて報告いたします。
それほど大きなイベントではないのですが、
現在のアニメーションを取り巻く状況がわかるという意味では、
なかなか興味深いです。

わたしはビジネスデーに行ったので、
会場は閑散としていました。
そのぶん、ゆっくり見学することができ、
収穫できる事柄も多かったです。

このイベントで一番のウリは、
ガイナックスの企画展示でしょう。

制作がいかに大変な作業かが、
よくわかります。

冒頭にモノクロのキャラクター・デザインを掲載いたしました。
キャラクター・デザインを制作するだけでも、
相当大変な作業だということがわかります。

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すいません。あまりキレイではありませんが、
キャラクター・デザインの雰囲気だけでもお楽しみください。

で、アニメフェアですが、何を目的に行ったのかと言いますと、
各種セミナーの参加です。

私が見たのは、デジタルハリウッド大学院大学による、
アニメーションに関する発表でした。

そこで驚いたのは、

4人中3人が、中国人の若者だった!

ということです。

もう、そういう時代なんですね。
その他、専門学校や大学に行っても、
中国人比率は高く、アニメ市場は今後中国が握っているのかもしれない、
という予感さえしました。

しかし、実際のところは、まだ政府の思想統制などの問題で、
きちんとアニメが流通できないことや、
ビジネスがフェアに行われないなど、
中国でアニメビジネスをしていくうえでの障害が多々あるようです。

ネット上のトピックでも、
中国では無料で読めるマンガやアニメが出回っているため、
課金制度は難しいと指摘されている記事を見たことがあります。

あと、一般人はほとんど知られていない凄い会社がブースを出していました。

TOKYO OTAKU MODE

この会社はFACE BOOKで日本のコスプレやアニメ文化を
海外に向けて発信している会社です。

FACE BOOKで1000万いいね!を獲得しているという、
異常な盛り上がりを見せています。
 
名刺交換できただけでもラッキーでした。

米国の主要なファンドにも選ばれていますし、
期待度の高い会社です。

でも、こんなことも言ってました。

FACE BOOKではマネタイズできないので、
ホームページでマネタイズしようか、と。

ここら辺りは、微妙ですね。
たしかに数があれば確率的に買ってくれる購読者は多い。

でも、質が悪い客かもしれない。
私が見ている範囲では69ドル(6500円)
といった趣味に使うにしては高額なものを売っています。
モノによって即SOLD OUTしている商品もあるので、
それなりに売れているものと思われます。

今のところ、毎日毎日、一点押しで紹介していますが、
これでは拡販までには相当時間がかかりそうですけど……。

ITビジネスの難しさは、このマネタイズにあります。
1000万いいね!の規模にあったビジネスにどうのようにするのでしょうか?
TOKYO OTAKU MODEに期待したいところです。

最後に、いつもイベントに行って不思議な気持ちになるのは、

怪しい人がチラシを配っていることです。
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誰なんですか? あなたは!

それでは。