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千駄ヶ谷のオフィスにいるのは、
あと4日になりました。
4/30からは紀尾井町のオフィスになります。

千駄ヶ谷という駅は、イベントがなければ、
乗降客もマバラで、東京とは思えない、
のんびり感がありました。

さらば、千駄ヶ谷!

IMG_0721

















窓からはいつも、このような緑が見えていました。
よいオフィスでした。

さて、本日は

同性の友情

が、なぜアニメやラノベでもてはやされているのか?
ということについて考えてみたいと思います。

私はオタクではないので、なぜ現在のコミックスやアニメにおいて、

グループの話や主役がいない構造が
いつごろから始まったのかは、正確にはわかりません。

ざっくりといえば、
2000年以降だと思いますが、
それを集成した作品が、

魔法少女まどかマギカ

だったということになっています。
http://mm.my-gg.com/

まどマギを観ていないかたは、
ぜひ観てみてください。

まどマギは、2000年代に流行したガジェットを
これでもか! というくらいに詰め込んだアニメだと言われています。

そう言われてみると、真新しいものは何もなく、
ストーリー後半で話が急展開して、
あっと驚く結末を迎えます。

基本的にまどかマギカでは、

女性キャラクターだけ
しか登場してきません。


シナリオライターの虚淵玄は、もともとニトロプラスという会社に所属し、
美少女ゲームを中心とした場で活躍をしていました。

この虚淵玄は、異端の作家で、
「燃え」作家だと言われています。
美少女ゲームという萌え市場において、
あえてバトルを中心に描いてきた
作家だと評されています。

で、たしかに、まどマギもバトルを中心に描かれ、
女同士の友情を描く作品としてまとめられています。
つまり、萌えは描かれていません。

女同士のいい話を描くこと、それに蒼樹うめの可愛らしい絵が加わることで、
この作品は深夜アニメにも関わらず、女性ファンを取り込んだのです。

私は、この作品を観たときに、

ホモっぽい。

そう思ったのは、虚淵脚本のせいだったのでしょう。

気のせいかもしれませんが、
同性愛を感じてしまうのは、
時代がそれを許容していることなのかもしれません。

江戸時代は男色が盛んであったといわれていますが、
時代背景や社会システムなどの影響もあるのかもしれません。

この辺りは、あくまで適当な推論ですが、
今という時代を紐解くヒントなのかもしれません。

アニメやラノベで盛んに描かれている同性愛的世界は、
同性同士の友情というもので解決したほうが、
物語が完結しやすいからかもしれません。

例えば、ベタな男女のラブ・ストーリーでは、
現代では感動を与えられません。

評論家の宇野常寛は、

男同士でも女同士でも、
描く対象はどちらでもよく、
仲間の友情を描くことが
現代においてはキレイなストーリーだ、
みたいなことをニコニコ動画
において語っていました。

わかるような、わからないような。。。

裏を返せば、
それほど社会の人間関係が繊細で
恋愛よりも友情が、
そして仲間愛が求められているのです。


コミュニケーションツールは様々な形で発達してきましたが、
人々のコミュニケーションはそれによって
より繊細なものへシフトしていったと考えられます。

それは32ビットから64ビットへと解像度が高まることによって、
ユーザーや開発側の技術がなかなか追いつかないということと似ています。

技術が発達することによって、
かえってややこしい世界が到来し、
それによって、私たち人間も変わらざるを得ないのです。

今日はここまで。